共働きや「おひとりさま」が増えた今日、家族で食卓を囲むことは少なくなったかもしれません。
食育基本法の制定で「一家団らん」が注目されていますが、家庭内での
団らんは難しくなりつつあるのが現状です。
ですが食事の準備に時間を取ることが難しくても、家族や友人との外食で会話を楽しみながらの食事も充分
団らんだと考えられます。
小金井市食育推進計画でも、小金井らしい食生活の1つとして『団らん』を取り上げています。
美味しく、楽しく食事を摂るために、ここでは
団らんについて少し考えてみましょう。
日本の食文化は季節や人生の節目の年中行事にみんなが集まって祝い、食べる喜びとともに伝え引き継がれてきた伝統的な食文化です。
そこには折々の年中行事と行事食が季節を彩り、その味や匂いは人々の心を豊にし、温かい
団らんの場を形作ってきました。
ここでは古くから伝わる日本の食文化を紹介しています。
お正月から始まり、節分、節句・・・それぞれの行事の始まりや意味を知り、長きに渡り伝承されている季節の行事を家族や友人と楽しみ、そしてまた伝えていくことも大切なことです。
また、「団らん」を勧める背景には「孤食」という問題があります。
孤食とはなにか、そして
共食の意義を次項目では考えていきます。