エコクッキングは、環境に負荷を与えない料理です。
「生ごみを出さない工夫」のところで、「可食部はなるべく調理して利用する」とありました。
「食べられない」と思って捨てている部分も、実は美味しく食べられるものもあります。
今回はエコクッキングにチャレンジしてみましょう。
エコクッキングのコツ
- 皮やヘタ、根など、普通は捨ててしまいがちな部位も使うので、とにかく良く洗うこと。
- チャレンジ精神を持つこと。
・皮を利用する
- 皮を付けたまま調理する(煮物や炒め物)
れんこん、にんじん、だいこん、かぶ、じゃがいも(芽はしっかり取り除く)、ごぼう、うど、かぼちゃなど。
例:普段皮をむいて作っている筑前煮やキンピラなどを、皮つきのまま作る。
- むいた皮を調理する(炒め物や汁の実)
にんじん、だいこん、かぶ、うど、かぼちゃ、じゃがいもなど
例:大根おろしを作るときに皮をむいたら、皮は細く刻んで味噌汁の実にする。
- むいた皮を干して調理する(漬物、煮物や炒め物)
にんじん、だいこん、かぶなど
例:干した野菜の皮を、しょうゆ・みりん・酢を混ぜた調味液に漬ける。
・ヘタやシッポ、根を利用する
- 細かく刻んで調理する(餃子やハンバーグ、肉団子、タレやドレッシング)
ナスのヘタ、ピーマンのヘタ、キャベツや白菜の芯、ネギの青い部分や根など。
例:ピーマンのヘタやねぎの青い部分と根などを細かく刻んで、ニンニクやショウガも加え、しょうゆ・酒と合わせて、焼き肉などの浸けダレを作る。
- ヘタをそのまま調理する(煮物)
ナスのヘタなど
例:なすのヘタをしょうゆと酒で煮含める。(江戸時代の料理で「天満椎茸」という)
・種を利用する
- 干して揚げる(そのまま食べたり、トッピングに)
かぼちゃ、にがうりなど。
例:かぼちゃやにがうりの種を洗って干し、油で揚げて塩を振りかける。
エコクッキングの楽しいところは、作っているうちに、「これは使えないか、この部分はおいしいだろうか」と、次々にアイデアがわいてくるところです。ぜひ、挑戦を!